月をまたぐとまた保険の手続きが必要になるため、できるだけ今月中に退院したいと、少し前から病院に伝えていた。これを受けて今朝、先生の判断として、やはり今月中の退院はむずかしいので、もう少し入院を継続しながらリハビリをつづけることに決まった。説明を受けてる段階では正直ちょっと納得がいかない気持ちがあったけど、その後リハビリ室に移動して、目の前のイスに置かれた物を拾うように言われたときに、自分にはこれが出来ないことを自覚して、入院継続もまあ仕方ないと納得した。立ったまま膝を曲げたら、前傾姿勢を取ることができない。これまで、リハビリのメニューをとんとん拍子に攻略して来たので、お兄さんからも「ついに壁にぶちあたりましたね」と言われた。ある程度、物を持ち上げるときの体の使い方を覚えておかないと腰に変な負荷をかけてしまうし、転んだりしたら、せっかくくっつきかけてる骨がまた離れてしまうことも有り得るということで。最近歩けるようになって、勝手に月の終わりで退院する気満々になっていたから、たとえ一週間やそこらの延長でも、先は長いと感じてしまう。でも外出許可は出してもらえるそうなので、ここにきていよいよどうどうと外を出歩ける。ただ、許可証を申請したり時間帯が制限されてたり、なにかと手続きが面倒でもある。夜、ある出来事についての連絡をもらって、心配になって友人に連絡したら、その友人が病院を訪ねてきた。ほんの数時間でいいので外に出られませんか、と看護師さんにかいつまんで事情を説明したら、まだ病院に残っていた先生が来て、常に誰かと一緒であればという条件付きで外出を許可してくれた。外にはまた別の友人が車で待っていて、一緒に向かった先には、またまた別の友人がいた。それから、そのちょっとした問題を解決しようとして集まったメンツで、今出来ることをかんがえて、やれるだけのことはやって、解散した。病院に送ってもらって、消灯後の病室に戻るとき、寝たきりの患者の世話をしていた看護師さんがヒソヒソ声で「おかえりなさい」と言ってくれた。久しぶりの外の世界との接触はこれでおしまい。外にいる間に、煙草を5本吸った