O回表 

朝からテクニカル面の確認。お互いに動画が固まらないようにネット回線を安定させるのと、僕が会場の音声をモニタリングできるように返しを準備してもらう。李さんがワイヤレスのハンドマイクをもって話しかけて来るのが、現場のリポーターみたいで可笑しい。その奥で、タイムトライアルのように小走りで練習を重ねる捩子くんと高校生のジイェさん。画質があまりよくないので何をやってるか細かくは把握できないけど、遠目にその姿をながめてるだけで涙が止まらないので、いったん中継を中断して深呼吸。ただのセッティングで、これはいったい何の涙だろう。でも、いざ本番となると感動する余裕なんてない、というか、内容もいまひとつ乗り切れない、なんか惜しい。そもそもセッティングに手間取ってリハーサルもできなかった。でも中盤まではとてもよかったし、狙ってるポイントは間違いない。お客が入った状態をみて、空間に必要な動きもはっきりわかったので、明日はよくなるだろう。途中で病室に渡邉くんが到着したものの、長い長い渋滞を抜けて来たらしく、たこ焼きを食べたあとで座ったまま眠ってしまった。外があたたかいので、と看護師さんが窓をあけてくれた。今日から春らしい。明日の内容を間違いないものにするために、現場を想像しながらセッティングの画を描きなおす。なかなか眠れずたまむすびのポッドキャストを聞き続け、ようやく眠ったころ机からラップトップが降って来て、口元に突き刺さる。真夜中の病室で、地味な出血