退院したら食べたいものをリストに書いてる。面会に来てた友人もやったことがあるらしく、しかもリストのひとつめはふたりとも同じで、うなぎ。僕のリストの2つめはトウモロコシの天ぷら。食べたことないけど、入院前に、歩いても歩いても、という映画でみて、ぜひ揚げたてを食べてみたくなった。うなぎも同じ映画にでてきたけど、これはその影響じゃなくて、篠崎さんの実家がうなぎ屋さんだという話を聞いていたから。もともと今月の終盤には東京で篠崎さんたちとWSをやる予定があったので、そのときついでに食べに行こうと決めていたのだった。病院の食事はおいしくないけど、ここでおいしいものを食べたいとはぜんぜんおもわない。むしろ、おいしくないくらいでちょうどいい。入院と同時にうちの棚から持って来てもらった本に、やっと今日手をつけはじめた。本は普段なかなか読まないので溜まってく一方だけど、こういうときに一気読みするため、と考えていつも買うようにしてる。そうすると、無駄遣いの罪悪感もうまれないし、実際、本は欲しいとおもったとき手に入れておかないと、一生読む機会を逃してしまう。折り紙をもらったけど、これは座らないとできない。でもハサミが一緒だから、切り絵なら空中でもできるか。ギブスで身体がガチガチに固めてあると、咳をしても同時に身体が振動しない。これでずいぶん痛みが軽減されていたのが、うっかり咳をやってしまうと、また骨に響くようになってきた。もちろん最初に比べたら大したことないけど。ギブスがゆるくなってきていて、とくに胸元は放っとくとTシャツが挟まってそのまま玉になるくらい、隙間ができてしまってる。毎日むしゃむしゃ食べて寝てるだけなので、痩せているのではなく、筋肉が落ちてきてるんだろう。そういえば、体重をコントロールするために進んで入退院を繰り返すハリウッドの役者の話を聞いたことがある。たしかにこんな環境だったら、痩せるも太るも簡単にできてしまうだろうな