2013年

11月

09日

ESCOLTA

現場に若者がたくさんいるなあ、とおもっていたら、なにやら展覧会に学部研修の一環でインターンとして受け入れられた地元の学生なんだそうで、でも仕事がなくて身体を持て余して暇してうろうろしてる状態で、でも何かやりたくて仕方ない雰囲気だし、なにより皆にこにこしていい人そうだし、じゃあパフォーマンスにでも誘ってみるか、と思いついて15人編成の即席バンドとなったわけです

展示作業の合間にいろいろと材料をあつめてもらったりアイデアを実践してもらったりしながら、だんだんそれぞれのキャラクターがわかるようになってきて、でも限られた時間だったので、結局本番前に得られたのは共通のルールとほんの少しの理解だけだったようにおもう

本番では案の定、きっとその場で誰も予想も期待もしてなかったようなおかしなこがおこり、僕はたのしくて仕方なかった。これはもうメンバーが最高だったとしかいいようがないです。バンドといってもそれは単なる言い回しでしかなくて、15人が決して一丸になることなく、群れることもなく、それぞれが独立した1ルールとして存在していて、びっくりするくらい全員「友達がいなさそう」で

でも途中に一度だけ、真っ暗闇で一人の女の子がある歌を歌いだして、それに呼応するようにひとりずつ、全員がおなじ歌を歌い出すという瞬間もあった。それは僕が出したサインが間違って伝わったせいでおこったことなんだけど、これがもうほんとうに美しくて。あとで訊いたら、あれは国歌だったらしい

そもそも今回のマニラは展示だけじゃなくてパフォーマンスやコラボレーションもやることになっていて、それぞれについてのアイデアをどれだけ現実的に詰められるか、みたいなところの勝負でもあった。で、展示がわりと予測不能なプロセスを踏まざるを得なくなったものだから、パフォーマンスのプランとして最初にあがっていた某アイデアをやれないことになり、ちょっとテンションが下がっていたのでした。だから、とっさの思いつきのわるだくみを知らない者同士で共有できたことが素晴らしかったし、今後の活動にも少しずつ影響していくのだとおもう

Venue: 98B COLLABoratory, 413 Escolta

Date/Time: 9 November, 18:00
Artists: UMEDA Tetsuya (Japan), Elemento(Philippines), Bent Lynchpin (Philippines)