国文祭がやってくる!ヤア!ヤア!ヤア!

捩子くんが生まれ故郷て踊るっていうので、僕は「音をだす人」としてよばれて、実際にあんなに踊ってる捩子くんをみたのは初めてで、僕も客席でじっくりみていたかったなあ、なんておもいも抱えながら、しかも本人いわく白塗りしたのは10年ぶりだそうで、冒頭捩子くんは葉っぱを傘のようにさして自転車で場内をくるくるまわっていて、それはなんだか水子の霊のようで、僕は大玉をひきすりながら棒から落っこちないようにゆっくり移動していて、ずっと地元司会者がステージで「これはわれわれ、どうしたらいいんでしょうか、もうはじまってるんでしょうかねえ」「わかりませんねえ、謎ですねえ」なんて言い続けていて、僕の横では舞台監督の人が「いつ何をやるのかをきちんと説明して下さい!」と詰めよってきて、でも僕はあとで息を吐くためにマイクを飲み込んでるからこのとき話すことができなくて、そういえば開演前のサウンドチェックのときPAさんが僕の出音に対して「これは音ですか?」と質問してきたこととか、「風立ちぬ」のどこがすばらしいか、という話をしたら捩子くんが「その部分を確認したいから今すぐ見直してくる」といって楽屋を出てったこととか、公演が終わったあと捩子くんのお母さんが僕のことを「なんだあれ、おまえ(息子)の白塗りよりわけわかんねぇ」と言ったこととか