金沢に戻りながら

内覧会前日、父方の祖母の訃報がとどき、急遽、九州の実家へ帰ることになりました。すると、到着と同時に、もうひとり母方の祖母も数時間前に亡くなったとの知らせを受け、あまりのショックに、ことばが出ませんでした。こんなことって、あるんですね。何かを示し合わせたかのように、同じときに、2人の祖母が亡くなるなんて。なので昨日の僕は父方の祖母のお葬式に出たあと、母方の祖母の通夜に行くという、そして一日のうちに2人の身内の亡骸に触れるという、人生ではじめての体験をしたわけです。母方の祖母の通夜を終えると、どっと疲れがおしよせて、どうやら熱があるようでした。一日中あたまがぐるぐるしていたので、知恵熱だったかもしれないし、連日の昼夜にわたる設営作業と急な移動の疲れがでたのかもしれません。兄の家でいつもより早く横になり、数時間後、いつもよりうんと早く目が覚めて今日。電車の中でこれをかいてます。母方の祖母の告別式にでるのはやめて、金沢に戻ることにしました。今日は展覧会の一般公開初日。18時から、僕のライブパフォーマンスがあります。きのう美術館と話した段階までは、告別式に残って、ライブは僕不在でやることを考えていました。美術館は状況に深い理解を示してくれたし、2年前あいちトリエンナーレと神戸をつないだライブのときのように、自分が不在のなかやれる面白いことを考えるというならば、それはそれで成立させられるともおもえたから。でも、考えあらためライブに戻ることにしました。通夜の席でおばあちゃんを目の前にしたら、感謝の気持ちでいっぱいになって、溢れ出してとまらなくなって、それでもって、今日は戻ってライブをしなければいけない、とおもえたのです。今僕があるのは、おばあちゃんのおかげです。それは生まれてきたことだけじゃなく、本当に、物理的に、おばあちゃん無しに今の僕はいません。あるとき、僕の進路を示して、決定づけてくれたのは僕のおばあちゃんなのです。だから、僕は今日ライブをすることで、自分に正直に、自分のやりたいことを貫くことで、おばあちゃんにせいいっぱいの感謝をしなければいけません。おばあちゃんは、母に、子供には好きなことをさせなさい、と言ったそうです。好きなことをやり続けるのも楽じゃないですよ。でも必死にやらせてもらってます

というわけで本日オープン 僕は3つの展示をやってますが、そのうち2つは11/4で終了しますのでご注意を!展示の内容についてはまたかきます