『はじめは動いていた』アーカイヴブック

今日ライブ会場で、京都造形大の宇崎さんから4月にやった個展「はじめは動いていた」のアーカイブブックをもらいました。企画から製本の手作業まで、すべてをあのときの学生チームが手がけた自主制作本です。僕もさっきはじめて手にとり、今、自分の部屋でじっくりと中身をみました。松尾宇人さんと高島清俊さんが撮ってくださった写真のあい間に、伊藤良平くん、山下里加さん、米子匡司くん、川勝真一くんのテキストが挟まっており、これも、心して読みました。それぞれの人がそれぞれのことばで作品について書いてくれてます(最後のページの監修のところに僕の名前がのってる。僕は何もしてないのに。気遣ってくれたのかな?)

 

先週の4日までやってた、大阪の個展の最終日の終了間際。展示会場である福寿荘にて、福寿荘の大家さんの奥さんが、この展覧会が会期をまっとうし終えたことについて「よかったね」と言葉をかけてくださいました。そのときの言葉とその表情は、作品や僕ではなく、福寿荘という場所と、誰かと誰かがその場所に居合わせたということにむかって発せられているようで、芯までズッシリ響いた。そして、展覧会が終わることに何の実感もわいていなかった僕が、あの瞬間だけ何かを生産できたような気になって「よかったです」と返事をした。ひとことに対するひとことの会話。その間、どのくらいかな?かなり長かったような

 

数年前に東京で数日間だけ発表した展示があって、これをみたさやさんが同名の曲をつくり、テニスコーツの新譜に収録されました。僕には歌をうたうことも楽器を弾くこともできない。でも、僕の部屋のスピーカーから聴こえてくるこの音楽は、自分がやったことがまわりまわって、かたちをかえて表れたのだとおもうと、とても勇気づけられるのです。なにごとも空(くう)に向かって放っているわけではないのだ、と

 

うーむ、アーカイブブック1000円、ぜひ手に取ってみてください、と言いたかっただけなのに、あれこれ書いてしまった。手作業が追いつかないそうでまだ自分の分一冊しかもらえてませんが、今後、僕のライブなどでも販売してゆく、、はずですきっと